薄毛対策にはどんなものがある?女性の薄毛、自分で治すには

女性型の薄毛とは?

女性に見られる薄毛には、いくつかのタイプがあります。
女性にも男性ホルモンが存在しており、男性のAGAと同様のメカニズムで薄毛になったりもします。
この女性男性型脱毛症は「FAGA」と呼ばれており、AGAと異なる点として局所的に髪が薄くなるのではなく全体的に髪が薄くなっていきます。
また、中年期以降の女性にもっともよく見られるタイプの薄毛としてびまん性脱毛症があげられます。

女性に多いびまん性脱毛症

びまん性脱毛症は女性型脱毛症とも呼ばれます。
30代後半以降の女性に多く見られる脱毛症で、頭部全体の髪が均一に脱毛して毛髪が全体に薄くなり、頭頂部の地肌が透けて見えるようになります。
頭部全体の髪密度が低下するため、髪全体のボリュームも減ってきて、分け目が目立ってくるようになります。
最近では、抜け毛・薄毛で悩む女性が急増し、加齢とともにその比率は高まっています。
その原因はストレスや女性ホルモンなどさまざまですが、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなってしまいます。
健やかな髪を取り戻すために、症状に合わせた適切な治療が大切です。

薄毛対策にはどんなものがある?女性の薄毛、自分で治すには

女性の薄毛対策

女性の薄毛対策方法:

  1. バランスの取れた食事
    • 栄養不足により薄毛の原因となることがあります。髪の99%を構成しているケラチンというたんぱく質です。そのため、たんぱく質不足は薄毛を招きます。
    • たんぱく質に加え、頭皮環境を整えるビタミンやコラーゲン、ケラチンを合成する亜鉛(ミネラル)などの栄養素をバランスよく摂取することで、髪の健康をサポートしましょう。
  2. ストレス管理
    • ストレスはホルモンバランスを乱し、薄毛の原因になる可能性があります。リラックスできる時間を作り、ストレスを軽減することが重要です。
  3. 正しいヘアケア
    • 過度な洗髪やヘアスタイリング剤の使用は、頭皮にダメージを引き起こす可能性があります。頭皮に優しいシャンプーやコンディショナーを選び、過剰な刺激や摩擦を避け、頭皮に負担がかからないようにすることが大切です。
  4. ヘアサプリメントの検討
    • ビオチン、亜鉛、鉄などのサプリメントは、髪の健康を促進するといわれています。

現在服用しているサプリを確認し、過剰摂取にならないよう気をつけて利用しましょう。

男性型の薄毛とは?

一方で、男性に見られる薄毛のことを、正確には男性型脱毛症と呼んでいます。
男性型脱毛症は、英語で「Androgenetic Alopecia」ということから、「AGA(エージーエー)」と呼ばれています。
AGAとは、30代以降の成人男性によく見られる、抜け毛が増えて薄毛が目立ってしまう脱毛症のことをいいます。
主に額の生え際が後退していく前頭部からの薄毛と、つむじが広がっていく頭頂部からの薄毛があります。
AGAの原因は様々ですが、その中でも最も大きな原因と言われているのが悪玉男性ホルモンの、ジヒドロテストステロン(DHT)です。
このDHTが毛根を攻撃することによって髪の毛が生え変わる仕組みのヘアサイクルが崩れ、髪の毛が抜けてしまうメカニズムがあります。
人の髪の毛はヘアサイクルが正常であれば疾患や外的ダメージなどの特別な要因がない限りは生えてくるといわれています。
しかしDHTが毛根を攻撃するとヘアサイクルが極端に短縮されてしまい、太く長い髪の毛になる前に抜けてしまうため薄毛が始まると考えられているのです。

薄毛対策にはどんなものがある?女性の薄毛、自分で治すには

まとめ・薄毛対策にはどんなものがある?女性の薄毛、自分で治すには

抜け毛・薄毛で悩むのは男性に限らず、最近では女性が急増し、加齢とともにその比率は高まっています。
何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなってしまいます。健やかな髪を取り戻すために、症状に合わせた適切な治療をすることが大切です。