こんにちはDr.サカモトです。
このページではテニス肘について解説します。
テニス肘というものはテニスをするときによく片手でバックハンドをする時に、または料理をする時にフライパンや鍋などを持つときによく痛める肘の腱鞘炎です。
ここではそのテニス肘について詳しく解説していきたいと思います。
テニス肘とは?
テニス肘とは、手首を返すときに使う肘の出っ張ったところの筋肉が、何かの原因で引っ張られたりして炎症を起こしてしまう症状のことをいいます。
テニス肘の治し方
テニス肘の治し方は、いくつか方法があります。
症状の軽い方はリハビリで筋肉を伸ばすストレッチを中心に行います。その他湿布を貼ったり飲み薬を飲んで炎症を止めます。
それでも治らない方や、早くスポーツや職場に復帰したい方には、炎症を起こしたところにステロイドという注射を数回打ちます。
実はこのステロイドの注射にはデメリットがありまして、例えば筋肉や腱鞘炎でステロイドを使うにはやはりに3回が限度なんです。それ以上打ってしまうと、腱が切れてしまったり腱がささくれ立ったりして、逆効果になってしまうことがあります。
PRP治療でテニス肘も治療できる
ステロイド注射には先述のようなデメリットがあるので、PRPという新しい治療が今注目されています。
このPRP治療によって、とても症状の重たい方はすぐに治すことができますし、早く仕事やスポーツに復帰したい方にはすごくメリットがあります。
自分の血を使うものなので何度でも打つことができますし、とても副作用の少ない安全な治療です。
PRP治療でテニス肘の痛みが改善した事例
私の外来に来る患者さんでも、テニス肘になって1年も2年もリハビリを続けたり注射をしても治らない方がいました。
そこでPRP治療を行ったところ、たった2回ぐらいで痛みが取れたという経験もあります。それほどPRP治療は効果があるものだと実感できました。
今テニス肘で治療されている方でなかなか治らないかたは、お近くのクリニックなどに尋ね
て一度PRPの治療を受けてみることをおすすめいたします。