糖尿病合併症はどうしたら予防できるの?重要な生活習慣とは?

2019.12.16

カテゴリー: 糖尿病

糖尿病には、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害の3大合併症があります。糖尿病の3大合併症は自覚症状として現れにくく診断されたときには進行している人が多いです。

そのため日ごろの生活習慣を見直し合併症を防ぐことが必要です。では具体的にどのようなことをしていけば良いのでしょうか。

 

糖尿病合併症を予防するために重要なことは?

 

まず糖尿病の3大合併症を防ぐためには糖尿病を悪化させないこと、つまり血糖値をコントロールすることが重要となってきます。高血糖の状態が続くと自覚症状はないものの病状は進んでいき、いずれ合併症を併発することになります。

恐ろしいのは自覚症状がないにも関わらず診断された時には既に「末期」であることも珍しくないと言うところです。そのような事態を防ぐために血糖値を正常範囲内に保つようにしましょう。血糖値は測るタイミングや空腹状況によって変化します。そのため過去2ヶ月までの血糖値の平均を知ることができるヘモグロビンA1cと言う検査を行います。

ヘモグロビンA1cの検査は採血で行うことができますし、在宅でセルフチェックできるように検査キッドも販売されています。数字として表れるので意識的に生活習慣の見直しができるのではないでしょうか。

 

糖尿病合併症を予防するために行うべきこと

 

糖尿病とうまく付き合い合併症を予防するために大切な血糖値のコントロールですが具体的にどのようにしたら血糖値をコントロールできるのでしょうか。血糖値をコントロールする時に重要なのは食事と運動、薬物療法です。ではそれぞれ見ていきましょう。

 

食事療法

食事療法の基本は一日三食バランスの良い食事を摂ることです。出来るだけ同じ時間帯に食べるようにし一日30品目摂ることを目標にしましょう。料理が苦手な人は聞いただけで苦痛を感じるかもしれませんが、食品交換表を使用するとバランスの良い献立を作ることができます。

また自分に必要なカロリーはどれくらいか把握し、食べ過ぎに気をつけましょう。

 

運動療法

糖尿病合併症を予防するには運動療法も欠かせません。特にウォーキングや自転車、水泳などの有酸素運動が良く1回に20分から30分程度行うと効果的です。継続することが大切ですが「毎日続けなければならない」と義務にしてしまうと続けることが苦痛になってしまうこともあります。

週に3回程度実施したり、ながら運動と言った日常生活に運動を取り入れると良いですね。運動が苦手と言う人はエレベーターを使わず階段にしたり、日頃電車を使う人は目的地より1駅前に降りて歩くなど工夫もできます。

注意点として糖尿病患者の人に運動療法が必ず必要と言うわけではありません。病状によってはかえって危険なこともあるため主治医に相談してから始めましょう。

 

薬物療法

糖尿病は薬物療法もとても重要になってきます。処方された薬をきちんと飲むことで糖尿病の合併症を予防することにつながります。インスリンを補う薬、インスリンの効きを改善する薬、糖の急な上昇を抑える薬の3種類に大きく分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

・インスリンを補う薬膵臓に働きかけることでインスリンの分泌を促したり、短時間で膵臓に働きかけインスリンの分泌を促す速攻型のものがあります。

・インスリンの効きを改善する薬血糖値を上昇させる原因となる糖は肝臓で作られています。その肝臓で作られた糖の放出を抑える作用があります。

・糖の急な上昇を抑える薬食後は血糖値が上がりますがそれを緩やかにするための薬です。 また尿中に糖分を排出させ血糖を下げる働きもします。

糖尿病の薬で血糖値を下げる効果のある薬を飲んでいる場合は低血糖になる可能性があります。低血糖時の症状や対処法も知っておくといざと言う時に助かります。また家族や周囲の人たちにも伝えておくと安心ですね。

参考:http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/100/020/02

 

まとめ

糖尿病合併症は生活習慣を見直すことで予防することができます。しかし自覚症状として現れにくいため日ごろから意識することは難しいですよね。自覚症状がないのに今までの生活習慣を見直さなければならない。それだけでも大きなストレスを感じている人も少なくないと思います。

糖尿病と向き合うためには自分の状態をしっかり把握し、医師と相談しながら無理のないところから生活習慣の見直しを始めていくと良いのではないでしょうか。

また家族のサポートや同じ糖尿病の方とのコミニケーションを取ることも闘病していく上で重要になってきます。生涯付き合っていく病気だからこそ明るく前向きに日々を送れるようにしていきたいですね。

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